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検診 [乳癌]


去年8月のマンモで何か映っているけれど、たぶん良性だから心配ない・・・と

主治医に言われて、3か月後にエコー検査をすることにしました。



本来のポジティブシンキングに加えて、なんだかノーテンキな性格の私としては

乳がんになってもたぶんなんとなくきっと何事もなく5年が過ぎて

再発なしで元気に生きていけるだろうと根拠もなく信じていたので

正直マンモに何か映ったというだけでちょっとビビってました。



もともと9割方良性腫瘍だと言われながら実は癌でした・・・と言う

経験上、良性腫瘍と言う言葉にも信用がなかったりします(^^;)



でも専門医の主治医の事を信用しているので、きっとこの先生が言うなら

良性なんだろうと信じる気持ちと、去年のマンモグラフィーで映っていたと

先生は言うけどそんな話聞いてないし…と納得できない気持ちと入り混じって

この3か月間いろいろ考えてしまった。



息子たちは30過ぎて家庭もあり、何の心配もしていない。

だから自分が死んでしまってもその点に心残りはない。

だけど、癌になったと言っただけで私が死ぬのではないかと心配して

お寺周りや神社で祈祷してもらっている80手前の母を思うと

その母を悲しませたくないと思いで気持ちが揺らぎます。



また旦那とはすごく仲が良いというわけではないけど、年子の息子たちが独立してからは

もう10年近く夫婦二人で猫と一緒に生活していて昔は喧嘩もしたし浮気もされたし

離婚したいと切実に思ったこともあったけれど、いまはそれなりに幸せ。



その旦那がこの10年、何度も入院手術を繰り返す私を支えてくれたのに

癌だとわかった時はすごく取り乱していた。



うちの旦那は妻を亡くして後を追うような繊細な人ではないけれど

乳がんになったと話した時は受け入れられなくて動転していたのが

よくわかったからとりあえずこの人を残して先に死ねないな…とその時思いました。



そんなことをいろいろ考えながら受けたエコー検査はあっけなく終わって

癌の時とは全然違いました。

これで少し安心して、その後の診察で「嚢胞」でしたと言われホッとした次第です。

一応、癌化することはないですか?と聞いたけど、大丈夫と言うことだったので

とりあえず命はつながったみたいです。



告知も手術も覚悟が決まっていたから全然怖くなかったけれど

再発や転移は正直ほんとに怖い。

今回の経験で癌になるってこの先の人生で精神的に大きなリスクを

背負ったんだと改めて自覚しました。



2人に1人が癌になる時代で、こんな思いをしながら生き続けている人が

本当にたくさんいるんだと‥‥実感しました。


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現在 [乳癌]

手術からあっという間の退院となり、一応術後一か月はパート先に頼んで
有給を使ってお休みさせてもらいましたが、なにしろ痛くないし辛くない入院だったので
帰宅後はいつもやれない家事をやりたくてウズウズ(笑)

でも母にきつく止められて最初の1週間は加減をしながら動いてましたが
翌週からはベッドをあげてマットを干したり、大型のカバー類の洗濯に
気になっていたキッチン周りの清掃に励みました(^o^)

3週間後には手術時に取ったリンパの生検の結果も出るので
それを聞きに行きましたがまだ完全に結果が届いてないということで
最終判決をもう1週延ばして聞きに行きました。

結果的にはガンは1.8㎝、リンパの転移もなく、ステージⅡと言われていたけど
最終的にはステージⅠと言うことでホッとしました。
なので抗がん剤はなしで、放射線治療に入りました。
週5で放射線を当てて、週2でお休みさせるの繰り返し。
それを5週間続けて見えない癌をたたくという治療です。

放射線も抗がん剤も増殖のスピードの速い細胞「癌細胞」をめがけて攻撃していく
治療だそうで、増殖の速い毛根細胞などが一緒に攻撃されてしまい抜けてしまうんだそうです。
放射線に限っては私の場合はとくに目立った副作用もなく、倦怠感も感じることなく
最終的に日焼けだけがすごかったと感じました。
脇から乳房にかけて広範囲が真っ赤と言うか、真っ黒になってしまって
鏡で見るとちょっとビックリです。
でもそれだけで済んだのは良かったのかもです。

現在(9/27)は放射線治療も終わってホルモン剤の飲み薬が始まりました。

閉経の定義が最後の生理が止まってから1年と言うらしいですが、私の場合
まだ1年経っていないのですが、年齢的には閉経してて当たり前の年齢なので
ホルモン剤も閉経後の物を処方されました。
まれにホルモン剤飲んでるのに閉経間もないと再開することがあるらしい・・・・。
それだけはご勘弁・・・・Σ(゚д゚lll)
やっと楽になったのだから、再開なんてことにならない様にだけ祈ってます。

思ったより苦しい辛い悲しいといったマイナス感情に襲われることなく
検診からガン宣告、入院手術、治療と駆け抜けてきた半年でしたが
このまま明るく病気と向かい合いながらまずは60歳還暦を目指します(現在55歳)

タグ:乳がん
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乳がん手術 [乳癌]

まずは母と夫の事(^_^;)

母は絶対泣くとわかっていたので、先に妹に連絡しておきました。
冷静に明るく話をするけど、たぶんその後いろいろ考えて
悲観的になっちゃう頃に妹に連絡してもらってフォローしてもらう。
思った通り、私が話しているときは深刻そうにしていたけど
泣いたり騒いだりしなくて、電話を切った後にワンワン泣いてたみたい(;^ω^)
親不孝で申し訳なかった・・・。

でもすぐに妹から電話してもらって、母をなだめてくれたみたい。
私も妹もかなり楽観的な性格なんだけど、母は思い悩むタイプで
実際今回一番頼りになったのは妹でした。
同性の姉妹がいるってほんとーに助かります。

そして問題は夫。
エコーの結果が出た時点でかなり落ち込んでましたが、現実逃避しちゃって
何かの間違いかもしれないから確定までは信じられないと(^_^;)

確定が出たら出たで患者本人より自分の殻に閉じこもっちゃって
出てくるまで治療の話も入院の話も出来ない状態。

なんで「私」が当事者でもない夫にこんなに気を使っているのか
自分でも不思議でたまらなかったけど、正直義母を亡くした時、
口には出さなかったけど義母への対応を後悔していて、もっとうまく
フォローしてあげられなかったのか・・・自分たち(義兄と本人)の
判断が間違っていたのではないか・・・そんな風に見えました。

だから妻がガンと分かって混乱したのかもしれません。
(私オトナだわ/笑)

結果的には実際入院するまで夫の頭の中はずっと混乱状態で
入院日も手術日も説明したのにまったくの記憶違いをしていて
仕事の予定もグチャグチャでまったくなにやってんのよ・・・って
┐(´д`)┌ヤレヤレでした。




結局乳がん検診から3か月かかってやっと「乳がん」と断定されたのですが
それからは早かったです。

ずっと診てくれてた外科ぶちょーさんは「専門医に替わりますので」と言って
都内のブレストセンターのある大きな病院から来ている専門医に主治医が変わりました。

年配の穏やかな先生で、ちょっとばかりこの病院に対して不信感を持っていた私は
セカンドオピニオンを考えていたのですが、最初の診察での印象が良かったので
この先生に診てもらうために病院は変わらないことを決めました。

話は逸れるけど、医師と患者って基本対等じゃなきゃ成り立たないと思ってます。
だから病気に対して自分も真剣に考えて向き合いたいし、医師から進められるがままの
治療にはしたくないという気持ちが大きいです。

癌かもって思った時からいろいろ調べてきて、亡くなった友人の時と比べても
現在は医療も進んでいて特に乳がんに関しては治療のガイドラインが明確に決まっていて
調べれば調べるほどある程度の道筋は素人なりに理解できました。

だからこそ、知らないふりして医師がどれだけ患者に寄り添ってわかりやすく
説明してくれるが重要で、私の主治医は絵本のような冊子を手に詳しくわかりやすく
説明してくださいました。
この時点で自分の選んだ先生に間違いない自信がわいてきて、治療に対しての不安は皆無でした。

医師との相性は他人からの評価とは相反することもあり、股関節の主治医は誰もが
イイ先生だとは言ってくれなくなってしまいましたが、それでも私にとっては
かけがえのないもう一人の主治医です。

話は逸れましたが、最初の診察の時点で癌であることは間違いなかったので
すぐに骨シンチと腹部胸部CTといわゆる術前検査のもろもろの予定をテキパキと
入れてくれて、手術予定も私の都合に合わせて7月初めに決定しました。

入院は1週間と言われてました。
手術は非常勤医師の主治医によるものなので、担当の月曜日の午前が手術、
午後が診察と決まっていて、月曜日手術なので手続き上入院は金曜日になります。

なので前回の股関節の時のように「入院は術後1週間」と勝手に判断していたのです。
だから職場にもたぶん10日間くらいの入院になると思うなんて言ってました。

でも金曜日に入院しても点滴もないし検査も終わっているし、やることなくて
1日ずっと本読んでいたら池井戸さんの「ノーサイド・ゲーム」を翌朝までに
読み切ってしまいました。

土曜日の朝、今日は何してようかとボーっとしていたら朝の回診時に
「今日帰宅する?」と医師が言う。
・・・・あ、手続き上平日にしか入院ができないからあとは帰っていいんだと
理解したので、朝ご飯後に外泊手続きを取り、夫に迎えに来てもらって帰宅(笑)

猫たちと過ごし、翌日は次男夫婦が孫を連れて遊びに来てくれて
賑やかに土日を過ごして、日曜日の夕食後に病院に逆戻り。

手術前は不安で眠れないと思われて「眠剤だそうか?」と親切なナースさんが
言いますが、手術も3回目になったらある程度やることわかっていたのて゛
丁重にお断りし、テレビドラマのノーサイド・ゲームを見ながら寝てしまいました。
朝までぐっすり寝起きもすがすがしく、まさかこの後手術だとは自分でも
信じられないほどの落ち着き・・・・(笑)

母と妹と夫が見送る中手術室へGO!!

終わった後も股関節の時のような激痛もなく、全麻のため起き上がってはいけないと
いうのが唯一辛かった。
お腹もすいたし、動けないから腰も痛いし、ある意味元気な辛さがありました。

術後1日で病室に戻ると、あとはご飯も食べれて動け動けと勧められるので
点滴棒を持ちながらカラカラと病院内をうろつく。
夕方担当医(主治医は非常勤なので当病院の医師が担当に付く)が明日で点滴が
終わるので退院してもいいけどどうする?と聞く。

いやいや・・・えー???

確かに思ったより痛くないし、辛くないし、股関節の時に比べたら
何もしてないくらいにマイナス要素が全くないのも真実だけど
術後2日で退院ってあり?とちょっと動揺してしまって、じゃあ明後日で・・・と
微妙に1日延ばして術後3日で退院。

これで一応入院1週間(笑)

実質的に丸1日病院にいたのは金、月、火の3日間だけで
聞いてはいたけど、今の医療ってすごい・・・と思いました。
タグ:乳がん
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ガン保険について [乳癌]

現在乳がん治療は通院がメインになっています。
これから入院については記事にしますが、ホント短いです。
以前の股関節の入院のイメージでいたもんだから、
ほんとにいいの???ってくらいあっけない入院でした(笑)

反面、治療にはお金がかかります。
検査も多いし、特殊な検査もあって高額になりました。

とりあえず1万円超えた検査を書いときます。
MRI検査 13850円
骨シンチ  18510円
腹部CT  12480円
放射線治療の前の胸部CT 18250円
放射線治療 1回5620円×25回

私は自分が癌になるとは思ってなくて(みんなそうだろうけど)
義母が癌で亡くなった時、息子である夫の心配をしてガン保険を勧めましたが
夫は義母と同じく病院嫌いのへそ曲がりなので「自分は入らない」の一点張り。

私が夫婦タイプのがん保険があるらしいことを調べて、とりあえず
夫婦そろって入るならと納得させて加入。
20年前のタイプでただホントにお守り代わりに更新していたので
今回保険に入ってて良かったぁ…とホッとしたのもつかの間。
実はがん診断時と手術給付金があるだけで、入院がわずかに出て
通院は全くつかない。
まして高度医療費に対応しているものではなかったので現在の
スタンダードなガン治療には使えなかったです。

まさかのために入るものだとは分かっていても、基本きっと使わないと
思っているので内容の確認なんてしたことなかったし、今はもっと手厚い
ガン保険がたくさん出ているので、もしこのブログを読んでくれる
奇特な方がいたら、一度自分の入っている保険をよく見直して
現在の医療にあった保障に変えていくべきと思いました。

老婆心ながら・・・・(^_^;)
私はガン保険に入っていたのに
結局あまり使えず、ガン診断時の保険金も1回限り。
再発したらそのガン保険はほぼ役に立ちません。
なのにガンになってしまった今は新しい保険にも入れません。

こうならない様に皆様ご確認を。

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乳がん検診から診断がつくまで [乳癌]

検診のお知らせを放置したまま、旦那と長男の入院手術でバタバタしていましたが
年が明けて落ち着いた頃に、2年前乳がん検診を受けた病院に電話することにしました。

しかし3月末までなので予約がいっぱいで取れませんでした。
やっぱり今年は受けなくてもいいってことかしらと・・・のんきに前向きに考えて
今回は見送ろうと思っていました。

ところが、検診を受けないと決めてからなぜか15年前に乳がんで亡くなった
友人との約束が色鮮やかに思い出されてきて・・・・。
「絶対検診は受けてよね」って・・・えっちゃん言ってたなぁ・・・・。

不安より友人との約束を守らない自分に後ろめたさを感じて、ほかの病院も当ってみることにして
いくつか電話をかけてみるとまだ受けられる病院があったので早速予約。
あー今年も約束守れたなぁと・・・・この時はそんな気持ちでホッとしていました。

その後、実際に検診に行きますがいつもと同じようにマンモを受けて
触診もあるので診察室の前で待っていました。
名前を呼ばれ診察室に入ると医師の前のパソコンにマンモの画像。
片方に大きな丸が・・・。
「えっ??私の胸じゃないよね・・・・」

若い女性の医師が触診するのでベッドに横になってくださいと。
やけに念入りに右の胸ばかり触っているなぁと思ったけれど、まだあの画像が
まさか私の物だとも確信できなくて不安な気持ちでいました。

検診の医師は「私は検診はしますが、乳腺の専門ではないのでハッキリとは言えませんが
たぶん良性腫瘍じゃないかと思われます」と言いました。
確信的に悪性腫瘍である所見はないけれど、悪性腫瘍でない所見もないと
なんかのらりくらりと誤魔化されているような感じで納得できなかったけれど
悪性腫瘍の所見はないの言葉を信じて、とりあえず乳腺外科を教えてもらって
受診することにしました。

検診した病院は初めて行った病院でしたが、2年前に乳がん検診をした病院に乳腺外科が
あることがわかったので、前回も検診受けて何もなかったわけだからその病院に行くのが
一番はっきりするだろうと・・・・素人の私は考えたのですが。

実際、ほかの病院で受けた市の乳がん検診で再検査になったのでと言って
乳腺外科の診察を受けようと予約の電話を入れると、自分とこの病院で受けた
検診結果がではないので、まずは外科部長の診察を受けてくださいと言われ
なぜか週一しかない乳腺外科外来ではなく、毎日やってる外科外来に回されるという。

まぁね、私もまだそれほど深刻に思ってなくて、良性腫瘍かもしれないし
もしかしたら何かの間違いで映ってしまった変な影(と言うには不自然だったけど)かもと
半信半疑でいました。

最初の診察で、もう一度うちの病院でマンモを撮らせてくださいと言うので
それはこちらも2回撮れば真実が見えるんじゃないかと願ったり叶ったり。
しかし期待は裏切られてやっぱり右胸に丸いものが・・・。

外科ぶちょーさんは触診もしてうんうんと頷きながら
「うん8割9割良性腫瘍だね」と言いました。
「ただ確実に良性腫瘍の所見を得るためにエコー検査もさせてね」と。
私も100%良性腫瘍だと断言してほしかったので「はい」と返事をしましたが
エコー検査は今2か月待ちなんだよね~と言いながらきっちり2か月後に検査日を指定して
初回の診察は終了。

それから2か月・・・・良性腫瘍だと自分に言い聞かせながらも、もしかして
1割2割の方に入るんじゃないか・・・マンモで見た画像では結構丸い影が
大きかったような気がしてきて、あれが癌だったらもう末期なんじゃないかとか
不安になったり、いやいや医者が良性腫瘍だって言ってんだから信用しようよと
前向きになったり・・・毎日のように気持ちが落ちたり上がったりしながら
それでももし万が一癌で末期だったら・・・・と真剣に悩みました。
今思うと笑えるけど・・・結構本気でいろいろ考えてしまいました。

そして2か月後、エコー検査の日。
この日は検査だけなのですが、初めて受けるのでそれが長いのか短いのかわからないけど
右胸をほーーーーーんと念入りに検査していてこの時ちょっと「最悪」を自覚しました。
私も50年以上生きてきて、やはりただならぬ雰囲気を察知することができるように
なってきたんだなぁ・・・・猫だったら猫又になる1歩前くらい?(なんのこっちゃ?)

3日後、エコーの結果を聞きに行きました。
忘れもしない、世の中は御代替わりでお祝いムードの中の10連休と言うGW。
4月30日、連休中でもこの日は診察をしているということで予約を入れてもらったんだから。

診察室に入るとなんか先生も看護師さんもバタバタしている。
椅子に腰かけて先生を見ると開口一番に「乳がんです」と。
本当なら動揺してクラクラしちゃうとか、涙が出るとか不安で身体が震えるとか
いろいろ聞くけど、当の私は「はい」ってすっごく冷静になってました。

先生は「まず間違いなく癌だと思うけど(これはなぬ??って思った)、
今日時間があったら細胞診をさせてもらいたい、あと連休明けになるとまた時間がかかるから
出来たら今日中にMRIも撮りたい」と・・・・。

まずは人工股関節が入っているのでその主治医にMRIを受けられるか確認を取ってほしいと言われ
自分が癌か・・・と感じる間もなく、連休中に先生いるかなぁ?とか考えながら
岐阜の病院に電話する。

もちろん外来はお休み。
先生もお休み。
(^_^;)・・・だよね。

ただ事が事であると説明したら、当直の整形外科の先生がカルテを確認してくれて
胸のMRIなら問題ないと・・・ただし検査の前に人工股関節であることを伝えなさいと。

なんか卵が先かニワトリが先かじゃないけど、あっちで確認してこっちで確認して
責任のなすりあいしてるみたくてなんか変。
正しいのはわかっているけど、自分の状況考えてもまわりが「何かあっても自己責任で」って
言われているようでどんどん切なくなっていく。

そしてMRIと胸に針を刺して細胞を取りました。

ホント、朝一の予約だったのに検査がすべて終わったのは13時前。
検査着に着替えて点滴も刺されて気持ちも落ちてくるし雨も降っていたので
なんだか寒くなってきて看護師さんがバスローブみたいな上着をかけてくれた時は
初めて優しくされて泣きそうでした(笑)

その後、検査結果が出たのはまた3週間後。
間に連休はさんじゃったから+1週間余計にかかってます。

もうこの頃になると変な希望は1ミリもなくて、どの程度のステージなのか
全摘か温存か・・・股関節の手術と初めて言われた日は動揺してしまって
大泣きしたんですが、今回「癌」なんて一番動揺していいはずの宣告にも
一貫して冷静にすべて受け止めていて自分ながら「強すぎる自分」と思っていました。

反対に旦那と母になんて言ったらいいか・・・・。
これに一番頭を悩ませました。

旦那は実母を癌で亡くし、当時の対処をとても後悔しているのはわかっていたので
こんどは妻が癌じゃ耐えられないだろうなぁと・・・・ホント冷静な私。

母にはなんでも話してきたので「良性腫瘍」だと信じて疑ってなかったから
MRIを撮った時でさえ「しっかり調べてもらった方が安心だよ」とまさか癌だとは
思ってもいない様子で言えなくなっていたのです。

診断がついて、ショックを受けるはずの私は旦那と母のショックをどうしたら
和らげることができるか思い悩まなきゃならなくなっていました。




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乳がん検診の前 [乳癌]

平成最後の31年。
2年に1度の市の乳がん検診の連絡はがきは来ていたのだけど
その前の年に長男が心筋梗塞で救急搬送され、旦那が胆石性胆のう炎で緊急入院したりと
我が家は呪われているのかと思うくらいの状況で自分のことは後回しになってました。

長男は若いし肥満ではあるけど酒タバコもやらないので、なんで心筋梗塞なのか
お医者さんも「不思議で・・」と首をかしげる。
結果的には甲状腺亢進症あることがわかって、そこからくる心筋梗塞だったらしいです。
うちは次男も甲状腺亢進症。
これは遺伝もあるらしく、実母もそうなので経験者からのありがたいアドバイスを受けながら
治療しています。

旦那は去年の頭からずっと腰が痛いとか胃が痛いとか言ってて、たまにぎっくり腰かも・・・と
仕事に行けなくなってりしていました。
結婚して30数年、一応妻として夫の身体を心配するのですが聞く耳持たず
「俺は死んでもいいから」と何の言い訳なのかわかんないこと言って
病院に行きたがらないのです。
だから最近は「痛い」とか「つらい」とか言ったら「病院行った方がいいよ」と1度は
言いますが、断られたら同じ症状が続いている間はもう言わないと決めてました。

あれだけ病院拒否の人が、ある晩「救急車呼んで」と私を起こすのです。
そして「なんかわき腹が痛いみたい」と。
さすがに私もこりゃ異常事態だ・・・・とじゃあ救急車呼ぶからねと電話を持ったら
急に怖気づいた旦那が「夜間診療している病院わかる?」と言い出して
それから調べて病院に電話してみることにした。

夜間診療している一番近くの病院に電話すると当直の看護師さんが出たので
旦那と電話を替わると・・・・なんか説得されてる(^_^;)
どうも昨夜食べた天ぷらうどんにあたったんじゃないかと言われているみたい(笑)
天ぷらうどんじゃあたらないよ!!!って横で言ってみたんだけど、説得されて朝まで
我慢することになったらしい・・・・バカか・・・・_| ̄|○

説得する看護師も看護師だけど、説得される旦那もアホすぎて私は頭にきて寝ました┐(´д`)┌

翌朝、少し良くなったと朝ご飯を食べた後また痛みでもんどりうってます。
よく考えるとここ1週間くらい食べると痛い、でもお腹がすくころには痛みがないと
言うのを繰り返していることを思い出して最後だと思って「病院行っときな、また
今晩も夜中に痛くなったら本当に救急車呼ぶよ」と言ったらさすがに納得したみたいで
当日は祝日だったので、本日の救急外来病院を探して受診。
そのまま入院・・・・ほらね。

最初の腰の痛みはたぶん胆石。
それを放置していたら胆石が胆嚢の入り口をふさいでしまったため
胆汁が流れずに胆嚢にたまり炎症を起こしていたそうです。
胆嚢の炎症がひどくなって2倍に腫れ上がっていたため、胃にものが入ると
圧迫されて痛みが出る。
胃が空になるとそれがなくなるの繰り返しだったらしい。

これをまだ放っておくと胆管も炎症を起こしてけっこう大変なことになってたらしい。
旦那は1週間溜まった胆汁を抜くための管を入れられ食事停止で胆嚢の炎症が治まったら
胆石ごと胆嚢を取る手術を行いました。

まぁこんなことがあったので自分の検診は忘れていたのです。
友達を乳がんで亡くしているから検診だけはちゃんと受けようと思ってはいましたが
2年前も何もなかったし、今年も何もないだろうと再来年にしようかなと考え始めてました。
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お久しぶり(^o^) [乳癌]

前回の記事から4年・・・・Σ(゚д゚lll)
ってか、富士山登ったの4年前かぁ...("= =)

その間に、次男が結婚して子供が生まれて私もとうとうおばあちゃんになりました。

たぶん幸せに4年過ごしていたんだよね、きっと。
今も幸せなんだけど、人生50年過ぎてまさかの「がん告知」を受けまして(〃´∪`〃)ゞ
とりあえず見える癌は取りきって、今は放射線治療中。
股関節の時もだけど、ブログに残しておくと後々なにかと便利なので
今回も備忘録として書き残しておこうかと思います。

とりあえずかわいい孫と[黒ハート]
千夏1.jpg

これは生まれて2、3か月のころ。
今は1歳過ぎてママっ子状態でなかなか「ばあ」に抱っこはされませんね(^_^;)

治療備忘録はのちのちゆっくりと書き始めます。

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