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登頂!!!

念願の富士登山。
今年も天候に恵まれ、リベンジに燃えて登ってきました。

今年は去年の教訓を生かし?、ゆっくり身体を高度に慣らす。
山頂でご来光を見るのではなく、明るい時間に登れる行程で行く。

この2点を踏まえてツアーを選びました。

新宿からバスで富士山に向かい、5合目に行く前にビジターセンターと言う所で
お昼休憩を取りました。
ここは言っちゃ悪いけど、特に何もなく富士山の歴史や観光案内など
社会科見学的な施設で一通り見たら20分ほどで終了。
でもここでの1時間はのちのち意味があったことに気が付きました。

5合目に着くと去年と同じように支度を整え、1時間ほど身体を慣らし出発です。

今年は夜中に山道を登らない!!!を一番の目標にしていたので
泊まる山小屋はなんと6合目。
5合目出発してから1時間しないうちに初日のゴール・・・・(;^ω^)

星観荘.jpg
星観荘さん。

富士登山で食事に期待しちゃいけないと言われてきたけれど
去年のハンバーク定食といい、今年といい、食事に不満はなかったです。

バーベキュー.jpg
反対に今年はバーべーキューでしたから、お腹いっぱい満足できました。
生野菜もおにぎりも焼きそばもあって、お茶も飲み放題・・・・山小屋とは思えない満足感。

6合目 夕暮れ.jpg
写真はうまく撮れなかったけれど、夕暮れ時は下の街並みの光と赤く燃える夕暮れの空を
存分に楽しみながら、一番星から見る見るうちに夜空に降るような星が現れる様を実感できて
まさにトリハダものの自然を感じてしまいました。

夜は大学の先生を呼んでくださっての「星の観察会」
天体望遠鏡から見る星や、レーザーライトで夜空を指しながらの説明、
子供の頃、確かに理科の教科書に載っていたような星座のお話など
大人になってからは理解度も進んでいるのか??本当に楽しく聞けました。
いい大人が庭のベンチに寝転がって星を夢中になって見ている様はなかなかなものです(笑)

8時過ぎに寝床に入り、2時過ぎに出発。
6合目富士山安全センターまでは山道を星を見ながら登りますが
ガイドさんがいろんな話をしながら楽しませてくれて、1時間登っていても
なんだかあっという間。

7合目あたりでいよいよ日の出。
7合目 ご来光.jpg

やっぱり美しかった。

その後は気温も上がり、明るくなってからの岩場だったのであまり怖さも感じず
去年の経験もあったので確かに大変だったけど苦痛には感じないまま登って行きました。

8.5合目.jpg

いよいよ未知の8合目以降も大変だったけど、体調もいいし温かく風もなく、なにより渋滞もなく
明るい道を登って行くのが全くストレスにならず、息苦しいとか辛いとか全く感じないまま
8.5合目から見る景色はまた格別でした。

9合目を過ぎるとあとちょっと・・・ガイドさんに励まされつつ・・・
上を見ると頂上が見えてきました。
もうすぐ頂上かな.jpg
でも遠い・・・・・(笑)

それでも前に、前にと足を出して行ったら・・・・着いてしまった(^_^;)

吉田口 頂上.jpg

普段は記念写真を撮る順番待ちで混雑しているこのポイントも
私たちのツアーしかいなかったので、各自順番に思い思いに記念撮影。

私は結構ここで満足していたのだけど、たぶんこれが最初で最後の富士登山だろうと
思っていたので、ガイドさんの「早く着いたのでお鉢巡りにも行きましょう」との声に
・・・・・ついつい不安を抱えたまま参加してしまいました。
(実はココは楽しかったし後悔は残らなかったんだけど・・・・実際歩いてみて行かなきゃ良かったと
下山途中で反省してしまいました。)

実際お鉢巡りは1時間半ほどかかるので、帰りのバスの時間を逆算しても
下山はかなりのハードなものになるわけです。
それでも「行かなかったと後悔するよりは」と参加しちゃったわけで
富士山の3776Mの本当の頂上に着く直前の「馬の背」と言われる急坂は
何も後悔はないと断言している私でも実は登りながら「やっぱりやめるって言っちゃダメかな?」と
弱気モードで死ぬ思いで登り切りました。

3776.jpg

なのでこの写真、結構この後のお鉢巡りの残りの半周と、下山を考えて気持ちは
かなりのブルーになっていたりしてました(笑)


説明.jpg

でも、去年登る気満々のまるっきりビギナーだった私はお鉢巡りをするつもりで登ってました(笑)
知らないってすごい・・・・・。

さて、下山は・・・・・思いだすのも辛いほどの超弾丸下山。
去年悪天候の中でも山頂目指した経験者の方たちが、ペースよく3時間半で
降りてこられて良かったと言っていたのに、今年はそれを初心者の20名弱がこなしました(>_<)

いやぁ・・・・辛かった。
ホントマジでマジで意識が薄れるくらい辛かった。

股関節に弱みがある私は下山で「富士山は甘くなかった」と初めて感じました。
今更ね・・・・遅いよってやつですが。

足はガクガク、膝は笑っちゃうし、一度転んだら一人では立てない。
腿に力が入らないから、ただ立っているだけなのに杖で体を支えている始末。

股関節は未手術の右足だけが痛くなってきて不安になるし・・・・。

正直8合目あたりでは「バスに乗らなくていいから置いて行って・・・」と言いたかった(笑)



まぁ、そんな状態でも人間やればできるもので3時間半で下山(゚д゚)!
帰りの支度は10分。
なんとかバスに間に合い、温泉に浸かった時のあの至福(*^_^*)
やっと生き返った感じがしました。


こんな感じで私の一生に一度のチャレンジは二年がかりで達成しました。

その見返りは・・・・翌日からの激しい筋肉痛 (爆)
回復に1週間かかりました。
歳はとりたくないわぁ・・・・(ー_ー)


でも、サイコーに楽しかったです。
2度と富士山の山頂は目指さないけれど(^^ゞ
達成感があるってすごく楽しかったから、今度は尾瀬を散策するくらいの
ツアーに参加してみるのもいいなぁと思ってます。

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コメント 4

じゅんぺい

私は小学校の時に九号目、30代半ばの時にそのリベンジで父と頂上制覇しました!
息子たちにも経験させてあげたいけど私はもう無理です(´×ω×`)
by じゅんぺい (2015-09-05 06:13) 

綺華

>じゅんぺいさん
富士山は、足の状態が悪くなりつつあったときに
何気なく夫と「いずれは1回富士山に登ってみたいね」と話していて、
翌年病院で手術になると言われてしまったので
ある意味「手術を受ける大義名分」が富士登山になっていたんです。

手術を受けるなんて自分の人生にないと思っていたから
なにかキッカケがないとそれを受け入れられなかったのね。

だから富士山登頂は7年前に最初の手術を受けて、5年前に
THAにして、その手術に意味があったと結果を出せた気分です❤

でももう二度と登らない(笑)
・・・・ふふふ・・・今年は言えた\(^o^)/

by 綺華 (2015-09-07 09:52) 

お久しぶりのまるです

登山なんて大嫌い
遠足も仮病でさぼり

そんな私でも富士山だけは一度は
登ってみたい
といつも思っています

・・・がたぶん一生登らない

登頂おめでとうございますヽ(^o^)丿
by お久しぶりのまるです (2015-09-09 23:44) 

綺華

>まるさん
お久しぶりです(^ω^)/

元気な時はいつでも登れると思っていたから
漠然と「いつか登ってみたい」と・・・
私もまるさんと同じで登りたいけど
登らないかも・・・と思っていました。

でも自分の身体に期限がついてからは
いつか自分の足が自分の思い通りにならなくなった時に
後悔しないほどやりたい事はやっておこうと意識が変わりました。

たまたま前年に夫が言っていた言葉は
手術を受けるためには強く背中を押してもらえた
大事なきっかけになりましたね。

見渡す限り視界を遮るものがない頂上って
なんでもない景色のようで、とてつもない
不自然な景色でもありました。

by 綺華 (2015-09-14 10:52) 

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